ドブさらい亭ヘドロ

にっぽん三銃士 おさらば東京の巻のドブさらい亭ヘドロのレビュー・感想・評価

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喜劇というのはトコトンくだらない方が良いけど、風刺が効いてると尚更良いと思います
この二部作は実にバカバカしさに溢れつつも、社会風刺に溢れた作品になってましたね。学生紛争真っ只中な中に戦中派・戦後派・戦無派の12歳づつ歳が離れた凸凹トリオが織りなすアンチソーシャルストーリー。大衆や集団や一般論やアンチテーゼが如何に群衆論理擦り寄ったくだらないモノかと浮き彫りにさせてくれる話になってました
小林桂樹さんもミッキー安川さんもコメディーリリーフとして良い風味を醸し出してるけど、岡田裕介さんの本当に何も考えてなさそうでありそうなボーッとした中にあるボンヤリとしたヤル気みたいなのが面白かったです