rily

I am Sam アイ・アム・サムのrilyのレビュー・感想・評価

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)
4.2
昔、ワイドショーのコーナーにあったLiLiCoの映画紹介コーナーで予告を見て泣いたやつ。私は父子家庭に育ったので、ルーシーのサムを思う気持ちに感動したのかも。あとは単純に家族ものに弱い。
改めてきちんと見た。苦しくなった。
すこし前、チョコレートドーナツという名作を見た。わたしは、チョコレートドーナツでの実親側の物語を知らない。主人公から見て、実母は育児放棄薬物依存最低母親だった。子供を幸せに出来ないと思った。アイ・アム・サムを見た。実親サムは、知能が7歳ほど。でも知能と愛情は関係ないし、サムしかルーシーを幸せに出来ないと思った。ただ、わたしはアイ・アム・サムにおいて里親側の物語を知らない。
子供が誰を愛しているか、その愛に誰が応えているかが大切だし、チョコレートドーナツは主人公(義理の親の立場)の方が子供を幸せに出来る。アイ・アム・サムでは、実親サムの方がルーシーにとっての幸せだった。ただ、逆の立場の親がどう思っているのかを知らない。
普通の家族って難しい。普通なんてない。家族の形はそれぞれであるべき。時代や制度が、それに追いつくべき。家族ってなんなんだろう。周りが決めつけるものじゃない。
rily

rily