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I am Sam アイ・アム・サムのぉゅのレビュー・感想・評価

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)
4.0
2022年 鑑賞 22-275-31
NHK BSプレミアム にて
「グッドナイト・ムーン」「クーパー家の晩餐会」等のジェシー・ネルソン監督・脚本による、知的障害を持つ父親サム(ショーン・ペンさん)と、幼い娘ルーシー(ダコタ・ファニングさん)との純粋な愛をビートルズの曲とともに描いたドラマ作品。

ー 一緒に家に帰ろう ー
そう言えばこの作品、姪も観たいと言っていた(ような)... 彼女は字幕がいいのだろうか... という心配も...

“「なぜハゲるの?」「頭がピカピカ光って髪がなくなるからだよ おでこが増えるんだ」「てんとう虫(レディ・バグ)は女の子だけなの? 男の子の虫は?」「かぶと虫(ビートル)」「空の終わりはどこ? なぜ月はついてくるの? 夏時間の仕組みは?」「私はパパとママどっちに似てる?」”
出産やミルク飲ませるのシーンなどが特徴的。日常の色のシーンと青のライトのシーンの交互に映すのが印象的、赤ん坊を抱えたサムが町立ってぐるぐる回るカメラワーク好きだわー!、第1木曜のビデオ会、この子は賢い?天才?、証明写真のシーンはシャレオツ!、ブランコのシーン、超エモ!、「なぜ雪は降るの?」、「雪が降るからだよ」、「マスタードは何からできてるの?」、「黄色いケチャップ」、カブトムシ = ビートル → ビートルズ?

“パパのことも神様が決めたの? それとも偶然?”
ポールもジョンも幼い時に母を亡くした、神様が母を奪ったのは彼らが特別な人だから、ルーシーの言葉とパニクるサム、サムや友だちたちの助け合いが沁みる、ルーシーの大人な対応と謝るサム、幸せな親子、アビーロード?、子どもってストレートだなぁ... 私もそうだったけどね... 、ルーシーの表情... 、サムは売春婦と知らず、あの女性と話し接近、警察に捕まり... 、「大変だ きっと怒られる 君も怒られるの?」

“「私バカだもん」「バカじゃない 絶対バカじゃない これも読める」「パパは読めないのに... 」「ルーシーが読めたらパパはうれしいんだ」”
絵とあの証明写真、ルーシーは学習を拒んでいる?、サムの知能は7歳児程度、「ジョンは新しいことを試したかった」と「ヨーコは悪くない」、サムの癇癪とルーシーの表情、「僕の知っていた君はどこへ行ったの? 君を分かってると思っていたのに 姿は一緒なのに変わってしまった もう今までと同じじゃないんだね」

“なんで一緒に帰れないの? 一緒に家に帰りたいよ”
児童福祉局の職員キャルグローブ(ロレッタ・デヴァインさん)が、ルーシーの誕生日の日に偶然サム宅に訪れ、「本当のパパじゃないって ルーシーが言ってたぞ」、逃げるルーシーと追うサムとキャルグローブの判断... 、サムとルーシーは引き剥がされ...

“「ごめんねパパ 私のせいで」「そうじゃない ルーシーのせいじゃない」「私にはパパが一番よ」”
リタ弁護士(ミシェル・ファイファーさん)とサムが出会い... 、適当にあしらいたいリタ、クールビューティーを装いたいリタ、息子のことであたふたなリタ、ついつい本音が出てしまうリタ、ルーシーの面会時のサムのゴタゴタ(ケーキ持ってズッコケるシーンは特に愛くるしい)、マジックミラー越しの人々に「私はパパがいいの」と叫ぶルーシーもマジ愛くるしい、あの依頼人は子どもを押し付けてがっている?、リタの見栄と建前、リタは車に乗ると人格変わる?、「ハイタッチだ」...

ルーシーの逃亡と責められるサム、下からの煽りのショット、上からの俯瞰のショット、「僕への質問をやめて」というサムや、その後の台詞のない音楽だけのシーンは胸が締め付けられる、自分の殻に閉じこもるサムに向けたリタの言葉、夜に父に会いに行く娘と、娘を里親の家へ返しに行く父、「僕の弁護士は負け知らず」、ルーシーが描く絵の赤色は里親の母のこと...

中盤からもうレビューを諦めた... だってもう目が離せなくて... マジで泣きじゃくりながら鑑賞... ルーシーが父サムを想い、サムが娘ルーシーを想う。それを見たみんなはあの親子に惹きつけられる!児童福祉局の職員さんとか検事さんはそれを見てないからそうならないんだなぁって、残念にさえ思えた作品だった!この親子を見たら絶対
に惹かれること必至!私もだが、絶対何度も観返したくなる!

「(父さんは頭がとろいから)だから分かるの」

「常に心配でなりません もし父親と引き離されたら あの子の心には大きな穴が開き それを埋めるのに一生を費やします それが心配なのです」

「僕はずっと考えてきた いい親になるにはどうすればいいかを まず変わらないこと 忍耐 話を聞くこと たとえ聞きたくなくても聞いてるふりをすること そして愛すること」

「私の方があなたに救われている」

「あなたに謝らなきゃ 私裁判で言う気だったの 誰よりも彼女を愛せると でも言えない ウソになるもの」

1935
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