なるせ

I am Sam アイ・アム・サムのなるせのレビュー・感想・評価

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)
3.2
子供の頃に観ていたらもっと泣いて評価も高くつけたはず…!
周りに恵まれていて娘もいい子に育ち心強い味方もいてとっても温かいストーリーで。所々グッとくるところもあり泣いてしまったのだけれど、じゃあ実際問題その後どうなのよ、っていう部分というかその先のリアルがどうなんだろうっていうのが気になっちゃって。
不幸になる事を期待してたわけでは断じてないけど、じゃあ現実的にこの先はどうなっていくのだろうかと考えずにはいられなかった。
子供は中学生になっても高校生になっても大学生になったって、時には叱ったり導いていく必要があって…とゴタゴタ考えてしまったけど、きっとこの二人なら大丈夫なんだろうな。サムもルーシーも素晴らしいもんね、助けてくれる人は絶対いる。
逆に健常者でも、愛もお金も地位も名誉もない家庭だってあるもんなぁ。
うーん難しい。
愛されて育つ環境に勝るものはない、と本心で思いつつ、綺麗事だけじゃどうにもならない現実は必ずあって、そういう時に周りにサポートしてくれる人がいることも含めての養育環境なんだろうな。
考えさせられました。
似たような作品に7番房の奇跡という映画もあるのでおすすめです。
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