めちゃめちゃ感動した。「親子愛」とは何か。自分にとっては今まで考えたことのない疎遠なトピックだったと思う。子どもが困らないようにいい環境を与えてあげることだけが親の役目なのか。親子関係の核心をつくストーリーだったと思う。
知的障害をもち、何事にもスローペースなサムやその仲間たちと、テキパキと動かずにはいられない完璧主義者の弁護士のリタとの対比はコミカルに描かれていながらも、お互いにしか持っていないそれぞれの長所が目立つ作りになっている。
また劇中の挿入歌ではビートルズの曲が使用されているが、どれもその場面を象徴づけるものとなっている。メロディと歌詞に合わせて作られたのかと疑うぐらいインパクトが残る。
全てのシーンが色濃く、あっという間だった。こんなに素晴らしい映画に出会えて良かった。
