真世紀

日本やくざ抗争史 絶縁 第一章の真世紀のレビュー・感想・評価

3.8
時代は昭和、第一次オイルショックの頃。白竜が統べる日本最大の極道組織・丹波組、若頭・牛窪(小沢仁志)が仕切る執行部では組長の戦友といえる古参の郷野(史朗)と全国での抗争の尖兵を買ってでている金森(川原英之)とが緊張関係にあった。金森は紀州への進出を目論見、地元の組長(古井榮一)を脅かすが、古井には郷野の盃を貰うことでかわされる。そこで紀州に現れるのが出所した小沢和義の若頭。組長を大組織に尻尾を巻いたと糾弾。組を割った小沢和義を、郷野はむしろ、組長以上に買うが。

「日本統一」キャスト陣が多々、出演。舘昌美がジギリで自分で指を噛み切ってみせたり、小沢和義の配下としてSYU、宮崎貴久が兄弟役でいて、抗争で命を落としたSYUの遺骨を宮崎が齧って復讐を誓ったりするんだけど、やっぱり一番は小沢和義さんの暴れっぷりだよな。その姐さんもカチコミかけられた小沢和義を庇い、ライフル持ち出すぐらいな女傑ぶりでいいよなぁ。

第2章へ続く。
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