阪本嘉一好子

Soy Nero(原題)の阪本嘉一好子のレビュー・感想・評価

Soy Nero(原題)(2016年製作の映画)
4.7
アメリカロサンジェルスセントラルLAで育った主人公ネロ(NERO)Johnny Ortiz は Dreamer (DACA,ドリーマー)で米国に滞在する資格を持っていなく不法移民扱い。そして、メキシコに送還され、ティファナという送還された不法移民が住む場所に住んでいるようだ。ここで、国境の壁の境をネットにして米国人とバレーボールをする姿が映されている。

この彼が、米国軍に入ることにより、米国の市民権が取れるというので、軍に入隊する。しかし、かれの知り合いホワンは入隊後、死んでしまって、『米国の英雄』?として、メキシコのティワナに(国境付近の街)に戻ってくる。名誉の印として、アメリカから国旗が送られる。死んでやっと、米国市民権が取れたが。現実にこのように永住権を取るために軍に入る人たちはいる。(Green card Soldiers)フィリピン、中国人が永住権をとった実例を知っている。

アラブのどこかの国境で警備にあたる軍隊。米国黒人兵数人やネロたち。ネロが長く住んでいたロサンジェルスから急にメキシコに送還され、永住権を取るために軍隊に入った話をしたら、周りは蒼然として、話を聞かせてくれと言い出す。(ここでの会話を私はよく理解していないと思う)

結局、自分を投げ出して米国軍隊に入ったが、結末は、送還されたと最後の字幕に書いてあった。どこに送還されたかわからない。なぜかというと、最後のシーンで他の米国軍に助けてもらったと思ったが、戦火のなかで、助けてもらえず放り出される。このとき、ネロはドリーマーだからソーシャルセキュリティーという税金納税時に使われる(他にもつかわれるが)番号を持っていないから、アメリカ人として認められなかった?なぜか疑問が残る?終わり方が理解できない。

蛇足
ピッツ監督Rafi Pittsはイラン出身のイギリスに住んでいる監督らしい。