4人のベトナム帰還兵がカリフォルニアを目指して車で旅するロードムービー。旅の途中に何度か立ち寄る町で理不尽な扱いを受け、徐々に壊れていき蛮行に出る彼ら。『ランボー』第一作より10年も前にベトナム帰還兵が一つの町を壊滅させる映画があったんだ、ランボーの一人だけの軍隊に対してこっちは4人だけの軍隊でニューメキシコ州にある太陽がギラギラ照りつける乾いた土地の小さな田舎町「ホープ」を壊滅させていく。一方『ランボー』ではランボーがオレゴン州にある霧立つ山間の小さな田舎町を壊滅に追い込んでいく。しかもその町の名前も「ホープ」だった。いゃ、映画って面白いなぁ。
余談だけど、先日CSで『ランボー』を過去に民放各局で吹き替えした4パターンの吹替版を放送していた。
トラウトマン大佐の「もう戦争は終わったんだ」に対してランボー「何も終わっちゃいねぇ、何も、言葉だけじゃ終わらねぇんだ！」。このランボーの心の叫びが「何も終わっちゃいません！」とか各局の台詞が微妙に違っていて、自分が子供の頃に見たのは誰の吹き替えバージョンだったかずっと気になってた。羽佐間道夫さん、玄田哲章さん、ささきいさおさん…う〜ん、誰の吹き替えだったんだろうと思っていたら今やハリウッド俳優の渡辺謙さん幻の吹き替えバージョンだったことが判明。30年越しのモヤモヤが解消されてやっとスッキリ致しました。
