原題が切ないね。
WELCOME HOME, SOLDIER BOYS
作品内容からすると皮肉。
邦題もソルジャーボーイズにしろよ〜 4人だし。
若き?ベトナム帰還兵モノであり、まごうことなきニューシネマ。シニカルで不健全、そして虚脱感。反モラルでアンチカタルシス。
数多くのベトナム帰還兵憂鬱モノや、ベトナム帰還兵アクションと違う点は、帰還兵の若者?が複数人であること。だからボーイズ。4人まとめて故郷に帰ってきて、遠くカリフォルニアへロードムービーするも、タガは外れ、眼は濁り、社会は呑気なまま…
終盤にかなり良い見せ場のある、リアヘビーな作品!それまでは少々退屈ではある。
前半は陽気な音楽と軽口の流れる結構明るい作風、もちろん少々の皮肉こみだけど。この手の映画つまりニューシネマにしてはやはり明るめ。もちろんそこから変わっていくのだが。
若き?や若者?と表記したのは、俳優が結構老けて見えるからです笑
ノープランである目的まで旅をしたくなる気持ちはすごいよくわかる。自分の場合はチャリですが笑 にしても、アメリカデカイなぁ。
唯一の山場は終盤の田舎町でフラストレーション爆発からの武器大量の元軍人vs一般住民との銃撃戦… どちらが強いかは明白… もはや無差別虐殺のよう… そこから無人の町に立てこもり、ぞくぞくと駆けつける州軍と殺し合う。
ランボーに影響与えてるはず。明日に向かって撃て感もあります。
いや〜でも、何度挑戦してもアメリカンニューシネマは好みじゃないなぁ… ニューシネマ映画内のアクションは好きだけども。
それでも今作やバニシングポイント、ローリングサンダーはまだ好きな方です。
似たテーマのニューヨークコマンドーも観てみたい。