パピワン

エセルとアーネスト ふたりの物語のパピワンのレビュー・感想・評価

3.8
優しく、暖かく、同時に寂しさを覚える、なんとも「普通」の良き映画だった…

劇中のアニメーションが、絵本がそのまま動いているような優しい作品で、妻と終始楽しく見れた!
原作者は、イギリスの絵本作家レイモンド•ブリッグス。

レイモンドの両親の出会いから、レイモンドの誕生、戦争、イギリスの激動の時代。
それら「普通」の生活を「普通」に描いただけの作品なんだけど、絵柄と雰囲気がなんとも優しく我ら夫婦に刺さった…
94分という短さも見やすくて良かった。

あらすじ!!
舞台は1928年ロンドン!
リアルメイドさんとして働くエセル。窓掃除の際に、雑巾をフリフリして埃を払う。
すると、自転車で通りかかったアーネストと目が合い、アーネストは手を振る。

翌日、さらに翌日と同じ時間に同じことをする2人。
雨や、時間のズレでアーネストの姿が見えなくなり寂しさを覚えるエセル…
そんな時に、チャイムが鳴る音が…
なんと!アーネストがデートに誘ってきたのだ!!
毎日、僕が通るたびに手を振ってくれただろ?というアーネスト。
(雑巾の埃を払っていただけなのだが…)
そんな楽しいアーネストに心惹かれたエセルはアーネストとデートをする!
月日は進み、2人はトントン拍子に結婚をし、ロンドンの良ーい感じのお家を買う。

結婚して、2年。
2人にはなかなか子供が出来なかったが、ついに念願の子供が!!
37歳にして子供に恵まれたエセル。
医者の先生は、アーネストにエセルの体力、歳的に子供はこの子1人だけだという…
それでも、子供に喜ぶエセルとアーネスト。
将来の絵本作家に、ちゃんとした教育を受けさせ、立派になってほしいと考えるエセル。

そんな、どこにでもありそうな一般家庭に、暗い影が…
そう、ドイツのヒトラーが戦争を始めようとしていたのだ…

はたして、エセルとアーネスト、そして未来の絵本作家のレイモンドは何を経験し、どんな生活を過ごしていくのか??

てなーーお話し!
アーネストが明るく、気の良いオッさん。
妻のエセルは、ちょっと頑固でちょっと口うるさいタイプの女性。
一般的に見りゃ多く見られる組み合わせ。

そんな組み合わせだからこそ、多くの人の共感を得て良い作品となるスパイスになったのかな?
我ら夫婦も、なかなかにブッ刺さるところがあり、終盤はしんみりと寂しさを覚えたぜ。

日々、愛する人といられることの幸せを噛み締め、毎日を頑張っていきたいと思う。



あーーー!!!!明日からの仕事ダーーーーリーーー….
繁忙期に突入するから、毎週土曜日も仕事になんだよーーー…
マンダロリアンシーズン3が3月に無かったら、俺が会社にデススタービームするところだったぜーー…
パピワン

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