流石に新スターとクレジットされるだけの事はある田中真理を堪能できるデビュー作。
強いられる牧師との結婚前夜の憂鬱。学生時代からの愛人とラブホでハッパ決めセックス。白のミニワンピとスカーフが可愛い。
情事の喘ぎ声テープ聞かされながらの深夜運転で人を撥ねてしまう。ひき逃げを強要する愛人男の本性も解り一人救出に現場に戻るが何故か被害者が死んでると思い込みたった一人で早朝の本栖湖へ死体遺棄に奮闘。死んだふりの吉沢建とともに白ワンピのパンチラを楽しもう。
ボート上、ハンターに見られてるかも、とアベックを装う全裸抱擁愛撫。彼女は感じているのか？
目の前で争いの末、吉澤健がハンター高橋明を射殺するのを見て逃げ出す田中真理には当然恐怖はあるがその恐怖は殺人者に対するそれだけでなく官能的予感から来る物があったのだ。なるべくして結ばれる。ここで一転、それまで吉澤健に見せなかった田中真理の笑顔の可愛い事。開放感！猛スピードカーセックスで笑いながら白ワンピを窓外へ投げ捨てる。危険運転は当然の帰結を見せる。ロマポ版デス・プルーフも過言でなかろう。
吉澤健の少年時代とレーサー時代の追想シーンも良かった。
そして全編に流れるいかにも70年代の劇伴がオシャレでカッコいい。ボッサ・スキャットから不穏なサスペンス風味。（カーステからはエロテープだけどね）音楽は真田勉。
