櫻イミト

セックス・ライダー 濡れたハイウェイの櫻イミトのレビュー・感想・評価

2.5
吉澤健の出演作をチェックして鑑賞。1971年11月からスタートした日活ロマンポルノの第7作目。

”ライダー”と銘打っているが乗るのはバイクでなく自動車。結婚式を明日に控えた美奈(田中真理)が、不注意で男(吉澤健)を車で跳ねてしまう。気が動転してしまい車に乗せて病院へ運ぼうとするが、反応がなくなった男の様子を見て事故の発覚が怖くなり山奥の湖に沈めに行く。しかし、実は男は暇つぶしに死んだふりをしていたのだった。。。

う~ん、シナリオに説得力がなく演出もお粗末な映画だった。最後に破滅に向かうのはニュー・アメリカン・シネマへの憧れだろうが、形だけに留まっている。スピードを愛するのならば、ゆるゆると走るのではなく爆走してほしかった。主役二人のルックの良さで何とか持っている感じだった。
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