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マローボーン家の掟のaaのネタバレレビュー・内容・結末

マローボーン家の掟(2017年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

凶悪殺人犯の父親から逃げてアメリカに越してきたマローボーン一家。母は元々病弱だったが引っ越して間も無く死んでしまう。残された4兄弟で生活を守ろうと奮闘するが、ある日脱獄した父に見つかり窓に銃弾を撃ち込まれる。絶叫する姉と慌てる兄弟達だったが直ぐに画面は切り替わり半年後。難は逃れたように話は進んでいくが、、。実はこの時既に長男以外の兄弟は父親に殺されていたのだ。長男は一人で父親に立ち向かうが敵うはずもなく、大怪我を負うがなんとか命は助かり、慌てて兄弟達を助けに向かうと時既に遅しだった。更に父親も長男に刺されたもののまだ生きており、そのまま殺害現場となった屋根裏部屋に閉じ込められる。長男は兄弟を守れなかった悲しみを直視出来ず、まだ生きていると思い込み、一人で全員分の役をこなすことで現実から目を背けていた。外の世界で暮らす長男の恋人がその事実を知り助けに向かう。そこでようやく長男の手によって父親は殺された。恋人は長男の心の傷を理解し、おそらく一生を添い遂げる覚悟で彼の家で共に暮らし始める。まだ兄弟達の幻影を見る彼と。ラストで今までの辻褄が合う大どんでん返しだった。そりゃあ兄弟全員、即ち残された家族全員を守れず殺された事実なんて直視出来なくて当然だろうなと思った。父親がクソでしかないけど、それ以外は良い人ばかりだった。いつか傷が癒えて穏やかな暮らしが出来たら良いね。
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