みーちゃん

マローボーン家の掟のみーちゃんのレビュー・感想・評価

マローボーン家の掟(2017年製作の映画)
3.5
もう映画というより、とにかく気の毒で仕方ない。
そしてホラーにジャンル分けしない方がいいと思う(広義ではそうかもだけど)。所謂ホラー映画とは全く違うので、このジャンルに苦手意識がある人には観てもらえないだろうし、ホラーを期待していた人には肩透かしになってしまう。

この問題を何とか出来なかったものかと考えると、やはり唯一の大人であるお母さんに言及するしかない(それ以上遡ったり転嫁しても、起きてしまった事や、自分でコントロールできない事はどうしようもないので)。

本来であれば、彼女が下した決断とは真逆の、子供達の真の解放を選択すべきだったと言わざるを得ない。でも、それが子供達のことを考えるが故に難しいことも理解できる。

このラストは普通なら、あり得ない!嘘っぽい!と感じるが、アニャ・テイラー=ジョイが演じることで、説得力があった。