ガーコ

マローボーン家の掟のガーコのレビュー・感想・評価

マローボーン家の掟(2017年製作の映画)
5.0
鳥肌が…鳥肌が…。
鳥肌が止まらない!
始めから終わりまで、鳥肌地獄。
こんなにも精神が蝕まれるとは。

余計な知識を植え付けずに、素のままで観たのが良かったみたいです。

次々巻き起こる、不可解な現象にハラハラドキドキ。

これは、とある4人兄妹に巻き起こった恐ろしい事件の物語。

なんの先入観も持たずに、素直に観ることがこの映画を楽しむ秘訣。

そうすれば、後半で見事に騙されてしまうことでしょう。

そして、なんと言っても、最後に待ち受けるのは、予想をはるかに超える、衝撃的なラスト!
これは良い意味で期待を裏切られました!

ちょっとした伏線があちこちに散りばめられているからこそ、最後に回収される結末に夢中になること必須!

気がついたら、泣いたり、感動したり、いらだったりと、感情の起伏が激しくなっていました。

なので、映画を観終わったら、かなりの疲労感。
まさか、映画鑑賞後に、深いため息が漏れるとは…。

よくあるホラー映画と思って侮っていました。
単純に人を怖がらせる映画はもう終わり。これからのホラーは、心の混乱を発揮させる精神的苦痛の強い作品です!

観たのが金曜の夜で良かった。
かなりの疲れを要するこの映画は、体力のあるときに観ることをお勧めします。

でないと、この虚脱感に心も体も気後れしそう。

ネタバレになるので、あらすじは語らず、とにかくまず「観て!!」と言いたい映画。

そして、私の中では、今年の洋画ランキングの上位に入りそうなくらい大興奮した作品。

『永遠のこどもたち』を手がけた、セルシオ監督というのも納得。
ホラー映画のベテラン監督に拍手です!

ただのホラーじゃ物足りない人には、是非観て欲しい映画でした。
ガーコ

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