覇気ゼロの中年・佐野和宏と、今にもはち切れそうな身体の菊池エリ。
散々やったあと、ウジウジ男がようやく本音をぶつける頃には「あたしレズだから」と門を開かない。
大した話ではないが、雰囲気は良い。
…
くたびれた探偵と、名前もわからない不思議な少女の出会い。まさに中年男のロマンティシズムであり、センチメンタルな恋。主人公がぼそぼそと喋っている背後で自然と3Pが始まったりするのは、やはり神代辰巳が源…
>>続きを読む大味なフラッシュバックが炸裂していて想像以上にウェット。悪夢的なツイスターゲーム、車窓からビリビリに破り捨てられ風に舞う離婚届が笑える。探偵と慰問歌手のカップル設定もグッときた。切実さを回避するため…
>>続きを読むドアが壊れてなければ始まらなかった物語。菊池エリが佐野和宏をからかうが、不器用だからふざけきれずボソボソ返す感じがいい。そんな恥ずかしがり屋な男が今しかないと最後に車で吐露する様が必死で切ない。曇り…
>>続きを読むよかった。初めに「一時活動休止中って感じがして気に入っている」と「三浦百恵」を名乗り出会う男ごとに「モモエ」「サユリ」「マチコ」と名前を使い分ける彼女がもつ放浪癖が、頻出する「臆病だから」という言葉…
>>続きを読む菊池エリの巨乳由来のタイトルに反して中身はかなりリリシズム。海辺の長回し、歌と運転する車から見える海岸線、サングラスを奪われた佐野和宏の情けなくとも哀切を感じさせる表情、そして菊池エリの涙のクローズ…
>>続きを読む日活ロマンポルノ後期の作品、といっても日活は配給のみで制作していない。その割にはやたらと撮影がよく、覚せい剤が詰まったぬいぐるみを捨てる夜の川辺の場面なんかは最高。海辺で拾った楽器でモノボケを繰り返…
>>続きを読む一夜を共にするもそのときはセックスせず次の日の朝におっ始めるという異例のシチュエーションには意表を突かれて心から感動した。めちゃくちゃ良い。大好きな『洗濯機は俺にまかせろ』で、主人公とヒロインの「も…
>>続きを読む