真魚八重子

SEXダイナマイト マドンナのしずくの真魚八重子のレビュー・感想・評価

2.9
くたびれた探偵と、名前もわからない不思議な少女の出会い。まさに中年男のロマンティシズムであり、センチメンタルな恋。主人公がぼそぼそと喋っている背後で自然と3Pが始まったりするのは、やはり神代辰巳が源流なんだろうなあ。なんとなく全体に神代の気配を感じてしまった。

この当時のナイスバディで脱ぎっぷりのいい女の子の「あっけらかん」とか、そんな形容が思い出される軽さ。会うたびに表情の違う不思議ちゃんぶり。女から見ると「やってるなあ」という感じだけど、男性は「振り回されたい」って思いそう。
この当時の、こういった男のおセンチなピンク映画らしいピンク。映画らしい終わり方はかっこいい。
真魚八重子

真魚八重子