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覗かれる人妻 シュレーディンガーの女のimaponのレビュー・感想・評価

3.8
量子力学の思考実験シュレーディンガーの猫は何やら難しく居酒屋の隣のカップルの男が言ってる事もテキトーでよう解らんのだが、粗忽長屋を持ってきていて、ああ、何となくそう言う事だと理解した。(違うって)

覗きを題材にした城定作品。
うだつの上がらぬモテない男・生島(古澤裕介)に希望を与えるストーリーもそうは問屋が卸さない。憧れの人妻とはやりたくてもやらしてもらえない。やってしまったら覗きの本質から逸脱してしまうのでお預けのビンタが飛んでくる塩梅。覗きで一本作るのはけっこう難しいのだ(監督談)
古澤裕介のからみはベッドでの妄想シーンのみ。ナイスボディのあやみ旬果にハメ撮り目線のカメラがリアルな妄想なだけに「一回もやれなかった」がしみじみ。やらせてもらうどころかまともに会話すら許されない。

でも城定作品の優しさ、ラストのコンコンノックからのあやみ旬果の表情でモテない男の全てが救われる。
ちょっと「ぼくのエリ」思い出した。

も一つの優しさ。
覗き部屋のヌキ要員でデリもする美村伊吹が料金不足で怒って帰ってしまったあと戻ってきて千円投げつけ「これでなんか食え、死ぬんじゃねえぞ」

疑似家族の裸族生活がシュール。
西瓜の種をあそこに命中させるとか。
あやみ旬果の美巨乳ボディはもちろん、ダメ男・古澤裕介、ボケ法人・清水大敬がなかなかにしまった肉体でだらしなさが無いのも良い。

それからお約束通りあやみ旬果には眼鏡をかけさせております。
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