Jimmy

ミレニアム・マンボのJimmyのレビュー・感想・評価

ミレニアム・マンボ(2001年製作の映画)
3.5
ホウ・シャウシェン監督の映像芸術が見られる作品。
冒頭のスレンダー・レディ=ビッキー(美人女優スー・チー)が「トンネルっぽい通路を歩くスローモーション」が素晴らしい!!
→ この映画の本編を観終わって、監督インタビューなどの特典映像を見てから、再びこのシーンを観てしまうほど見事。

ハオというどうしようもない変な男と美人女性ビッキーが同棲しているのか、よくわからん。
ただ、すごく変な男ハオが着ている「KISSのジーン・シモンズの服」はグッド。
ビッキーが着ている「顔のシャツ」もグッド。
センスいい。

ハオがビッキーに「君は僕の世界まで落ちてきたんだ。だから僕のことが分からないんだ」ということか。

ハオに少し似ている男(台湾人と日本人のハーフ)が夕張に戻る時、ビッキーも着いて行くあたりは、ホウ・シャウシェン監督の日本びいきが出ている。

夕張は映画祭の期間にぎわうらしい。
「ゆうばりキネマ街道」なるアーチ型看板もある。

ビッキーがダイアログで「自分のことを彼女と言う」あたりは、「彼女」に「わたし」のルビが振られていて、ホウ・シャウシェン監督の実験的な部分も感じた。
Jimmy

Jimmy