ももさく

グスコーブドリの伝記のももさくのレビュー・感想・評価

グスコーブドリの伝記(2012年製作の映画)
2.3
ブドリは自然豊かな森で家族仲良く暮らしていたが…。


グスコー・ブドリ( 小栗旬)イーハトーブの森に暮らすキコリの息子。

グスコー・ネリ (忽那汐里)ブドリの妹。

コトリ(佐々木蔵之介)人さらい。

赤ひげ (林家正蔵)農家の主。

てぐす工場主 (内海賢二)魔法?を使える。マリを投げる仕事をブドリにさせる。ブドリの家をも奪う資本家。

語り・クーボー博士 (柄本明)学者。空を飛ぶおしゃれな乗り物に乗っている。

ペンネンナーム技師 ( キートン山田)材木工場の工場長。


他→グスコー・ナドリ (林隆三)ブドリの母 (草刈民代)学校の先生(桑島法子)赤ひげ (林家正蔵)赤ひげの奥さん (小宮和枝)赤ひげの父 (亀山助清)水下の男(岩崎征実)ナカタ (宮本充)材木工場の工場長(星野充昭)観測員 (遊佐浩二)世界裁判所の羊男 - 柳原哲也(アメリカザリガニ)他。


原作は「銀河鉄道の夜」と同じ宮沢賢治でこれまたキャラクターがみんな猫設定なので見てみました。

   「母さん、父さんどこへ行ったの?」

当時この作品公開された時、映画館で働いてて、チラシ見てかわい~猫じゃん!って思った記憶からの、お客さんが全く入らない作品!ってイメージでした。何年後しの鑑賞だろうか…と思っていたが記憶違いで「アタゴオルは猫の森」の方だったような気もしてきた。

終始たいくつな雰囲気の作品でした。人間設定だったら、もっとたいくつだったのかもしれません。

かなり沢山の芸能人を使って声当てしてるけど忽那汐里が無理でした。ウフフ、アハハみたいなのも含めしゃべりが下手に聞こえてイラつきすら覚え更に見る集中力がなくなった。演技上手いイメージなんですけど声だとこんなに感じ方違うんだと思ってしまいました。

飢え、大量のマユ、望遠鏡、ステンドグラスと螺旋階段、あやとり、火山、寒気も印象的。

乗り物とかがやたらと立体的で綺麗すぎやしないか?。

サラリと流し見だったから見逃してる部分もあったかもしれないが、ブドリの人生としては自給自足→農業→科学と言った感じの展開か?家族探しは、どーしたん?となる。

表現の仕方が分かりにくい、夢か現実かも。子供達を思って親は自分達を犠牲にしたともとれるし、どこ行った?ともなる。ブドリの行動も死を覚悟してでの行動だろうと感じた。それで妹は?となる。家族の事が色々とおいてけぼりを私はくらってしまい説明なさすぎて結局自分の想像で解決しました。

最後の方にナレーションで、これまたややこしい事を言うから、え?ってなって余計困惑しました。例え的に言ったのかもしれないが私はいらんと思いました。

見終わって良かったねと思う人もいるかもしれないが私個人的には何か嫌だ、悲しい。結局小田和正が全部持ってっちゃって歌声聞いてると更に切なさが増してしまった。それが狙いか?。