自分の精神状態も相まってか心にガツンとドロップキックをかまされました
メンヘラもここまで振り切るとカッコいい。が、本人は自分の中の魔物に振り回されて苦しくて地を這うように生きている。
ただ生きているだけで愛を与え、与えられる。そんな世の中じゃない。
だから生産的な人間になろうと世間の正しさを模倣する。
でもそれが出来ない。
他の人がすっと潜れるハードルに引っかかって引っかかって仕方ない。
だから、生きづらさを真正面に受け止めて、もがき、走り、踊る、感性剥き出しの情緒
津奈木は物書き志望だったからそんな情緒溢れる様に自分の捨てた感性を刺激される。
自分の情緒と相手の情緒の波が揺れて重なった時、今までが孤独だった分だけ強固な繋がりを得た気になる。
だけど、現実を生きていく上ではそれだけでは無理なんだ。
生きているだけで、愛。なんてない。
