みずき

生きてるだけで、愛。のみずきのレビュー・感想・評価

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)
-
初めの方のやすこがつなきに理不尽に怒ってるのが、本当は自分はそうしたい訳じゃないのになんでこうしちゃうんだろうみたいな感じがすごいリアルだった
つなきの元カノがやすこに罵声浴びせてるのは本当は自分に自信なくてこうあるべきとかこうしなきゃいけないみたいな自分に対する縛りがあるんだろうな
バイト始めるってなって周りに暖かく優しくされてそれを嬉しそうにお姉さんにメールしたり、着替えしてたりしてるやすこの姿がすごいかわいかったしこっちも嬉しい気持ちになった
久しぶりに出勤してみんなでご飯食べてる時受け入れられてここにいても良いんだと思っていきなり多弁になって、トイレに行って冷静になって自分の事をおかしいと言われてるのが聞こえてきて、なんかもうこの場から逃げたくなってどうしたらいいかわからなくてっていう感じがなんか少しだけど共感できた
なんか周りから幸せの定義を強要されたり、こうあるべきみたいな常識とか、気にしないって自分がいいと思えばいいと思おうとするけど、そこに乗っかって、自分は普通だと自然と振る舞おうとしてしまっている所があると思った
3年一緒に同棲してて、分かり合えていたのは一瞬だけ、けどその一瞬のおかげで私は生きれてる
、みたいな最後の言葉が、なんかそれで十分なんだと思った
みずき

みずき