すずき

生きてるだけで、愛。のすずきのレビュー・感想・評価

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)
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カットバンを貼りたいのに血が出てる場所が指先だから綺麗に貼れずもどかしいあの感じ。
今、生きてることが、生きてること自体がしんどいだなんて別に思わないし感じることもないのに寧子の感情に共感できてしまう。全てではないしなんならほんの一瞬のみだけど。
でもあの一瞬の共感で何か救われた気がした。
この映画はのめり込みながら見られはなくてただぼーっと見てた。なのに気づけば涙が出そうになるなんてね。
まだ18年しか生きてないけど、「ある程度の理性とある程度の常識とある程度の欲とほんの少しの挑戦心、最後にある程度の感情をスパイスに」くらいで丁度いいんだと気づいたよ、この先を生きていくには。
でもね、まだ18年しか生きてないけどもうひとつ気づいたことがあるんだ、「ある程度の何か」を求めてるのはすごく欲張りですごく面倒くさい事なんだって。
まあ何でもいいや。何故か分からないけどこの作品と私は今出会うべくして出会ったってわかったから。
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