Jorn

パドマーワト 女神の誕生のJornのレビュー・感想・評価

パドマーワト 女神の誕生(2018年製作の映画)
3.7
キャスティング、また俳優の演技力が素晴らしい
1シーン、1カット、画面の端から端までが延々と芸術作品として仕上げられている
これぞバンサリさん、さすがのバンサリさん
ただ、内容を考えると「それで?」となってしまう
ヒンドゥー美学を増長させるのか否か
少なからず、そう捉えられても仕方のない内容
気にしてなのか、ムスリム側の描き方が徹底して非情
ムスリム地域で上映禁止された、というのも頷ける。ムスリム側からすると観ていて気持ちのいいものではない
上映前はヒンドゥー側(主にモディさんの熱狂支持者)から冒涜だの何だのと脅迫され死者まで出す騒ぎだったのに

この作品はパドマーヴァティではなく、アラーウッディーンである
誰よりも何よりも、ランヴィールさんの演技が素晴らしいの一言!!
本当にこの方は、満を持しての悪役だった
今まではその容姿とキャラクターからイケメン役ばかりだったものね。勿論それらもそれぞれに素晴らしい

また宦官役でその怪しい魅力を魅せたジム・サルブさんに助演賞
キュートな王を演じるシャーヒドさんにヒロイン賞を
Jorn

Jorn