ゾンビとワンナイ

イントゥザストーム/チャーチル 第二次大戦の嵐のゾンビとワンナイのレビュー・感想・評価

2.9
ゲイリー・オールドマン主演の「ウィンストン・チャーチル」にエライ感動していたら、Amazonさんにオススメされたのでこちらも続けて視聴。

「ウィンストン・チャーチル」が首相就任後1ヶ月を描いていたのに対して、こちらは首相就任後から終戦後までのおよそ5年間が描かれてます。

なんとなく。
なんとなくだけど、こちらは夫婦愛というか、チャーチル本人の半径5mに焦点を合わせた感じ。
よくも悪くも、大きな動乱の中で、ひとりの人間の肩に世界がドシンと載っている感はない。
ないから、逆に、夫婦の確執だったりうまくいってない感も、いわゆる普通の夫婦っぽく見える。
そのぶん引き寄せて考えやすいけど、この人の立場と育ちだったら、こんな一般的な感覚でもないだろうなと。
そういう意味で、「ゲイリー・オールドマン」のウィンストン・チャーチルはぶっ飛んでいたし、だからこその迫力があったなと改めて思いましたとさ。

うん、でも、この作品見ると第二次世界大戦の戦況なりは少し入ってくるし、「ウィンストン・チャーチル」以降もチャーチルさんは山ほど苦難を乗り越えたんだろうことがよくわかる。
そういう意味でも、余韻が残った状態で鑑賞したのはよかったかもしれない。

まさにデザート的な作品(というにはよく出来ていましたけれども)

秀作でした。