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愛しのアイリーンのhillbookのレビュー・感想・評価

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)
3.7
主演は割と好きな安田顕さん
安田顕さんはクズとか醜い役が似合いますね

人身売買、嫁と姑、DV等の社会問題を取り扱っているにも関わらず、最も印象に残るのは「⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎〜」の叫びですかね

序盤はいわゆる「子供部屋おじさん」と周りの人間を小馬鹿にしたコメディかと思いましたが、『ヒメアノ〜ル』同様このまま終わるわけはなく、殺人以降変わっていきます
岩男の葬式登場シーンは、フィリピンでは馴染むが日本ではのび太っぽい服装に笑ってしまった

今作でも、キスシーン、セックスシーンがとても意味あるものでした。フィリピンパブ終わりのキスシーンでは確かに2人に愛があり=幸せであった、もうひとつは殺人後に最後の幸せの如く

その件以降、アイリーンに対する岩男の当たりは強くなり、姑の態度は変わらず酷く、卑劣なものとして描かれ、社会問題を露悪的に描いている

終盤のアイリーン✖️20で性暴力等はあったが、不器用で伝えられない思いがあった風ですが、これこそDVの典型例であり、すこし美化しすぎとは思ってしまう

アイリーン役ナッツ•シトイさん姑役木野花さん素晴らしいです
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