まりも

愛しのアイリーンのまりものネタバレレビュー・内容・結末

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ボケ老人役が品川徹さんで嬉しかった。たまにしか見ないけれど大好きな役者さん。一瞬だけ認知が戻る時の顔とか魂に響くのです。

実は何度も泣かされました。フィリピーナ役のナッツ・シトイさんに。自分は数人しかフィリピンの女性知りませんし、もちろんひとりひとり違いますけれど、日本人とはちがう種類の明るさとあどけなさと古風な面もありながら、ちゃっかりしたたかでもある感じに自分に無いものを見て、きっとこの男は救われるものがあったんだろうなあ、と思いました。
でも自分からは逃げられないのだ人生。

他の役者さんももちろんすばらしかったです。

漫画原作らしいですね。…と思って調べたら、『宮本から君へ』の人じゃありませんか!言われてみれば頷ける!ってえ事はそんなに最近の漫画ではないのかな?自分は好み偏っているし、いつの頃からかあまり漫画を読まなくなってしまった。脳にインプットされている絵の好みとかがどうしても抜けないようだし、馴染みのものが楽だし気持ちよくなるように出来ているみたい。膨大な数から新しいものを開拓するのって労力使いますから。折り返し地点を過ぎると、なかなか知らない道をふらふら散歩したりしなくなる。でも縁あって引っかかったなら、とりあえず追いかけてみたいです。
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