銀幕短評 (#125)
「パンク侍、斬られて候」
2018年、日本。 2時間11分、公開中。
総合評価 32点。
宮藤官九郎の脚本ときき、これは おもしろそうだと さっそく観に行く。なんせ「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(#38、92点)」がおもしろかったからな。今回の演者も、主役以外はまるで知らずに。
サムライの時代(架空である)に、ある浪人侍が貧乏な藩に流れてきて ひと騒動を引き起こすはなし。全編でギャグを連発し、おかしみをかもしだそうとするが、なかなか笑いまで結びつかない。劇場内もシーンと静まり返っているぞ。
これといって たいしたストーリーはないし、寓意もない。終盤になって ある登場人物が何回か叫んだ 世の中に対する主張が、この映画の伝えたいメッセージ(パンク?)のようだが、わたしはそれとは異なる意見をもつので、なおさら映画に入りこめない。
結論をいえば、
裏のスクリーンで上映していた「デッドプール2」を観たほうが、よほどよかったし。