シミステツ

スティルライフオブメモリーズのシミステツのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

若手写真家・春馬の写真に心を奪われた怜は撮影を依頼する。質問はしない、撮ったフィルムは渡すという2つの約束。自らの性器を撮ってほしいという依頼に戸惑いながら撮影を通して惹かれ合う二人。

「時間がなくなったように感じた」

アイデアは面白いしかなり限界に挑戦しているけど、ストーリー自体はなんとも言えない。

時間を忘れて留まっていたい、ということなんだろうな。女性性器は母親の肉体そのもの、懐かしいもの、故郷だという。母親の姿を留めたいというようなことかな。撮影にのめり込む春馬の撮影後に倒れ込む姿が印象的。命を注ぎ込んでいるんだろうな。

最後の春馬が撮影した女性器の作品群シークエンス、検閲の関係でモザイクになっているの、この作品の一番の肝が元も子もなくなっていて残念。