「しあわせのパン」での大泉洋と原田知世の夫婦像と物語が好みでふたたびそんなものを味わいたくて鑑賞。
北海道の美しい風景と美味しい食材、悪意のなさそうな愉快で素敵な人たち…とまではしっくりきてたのだけど、本作はもう少しヒューマンドラマ色が強いというのか、なんとなくほっこり、微笑ましく見守って終わるという訳にはいかなかったな。
それぞれのエピソードはどれも素敵な期待を持たせてくれるけど、どれも消化不良な印象。
突然北海道にやって来て結婚した二人のこと、仲間たちのそれぞれの背景など、もっとじっくり描くか、グルメほっこり物語かにして欲しかった…個人的に。
でもたとえばその辺りじっくり描いてドラマ化でもしたら、北の国からになっちゃうのか…とも思った。
いずれにしても安心してみてられる優しい映画だった。