豪華キャストで贈る、極上のホラーエンタメ作品でした!
澤村伊智による小説『ぼぎわんが、来る』を映画化した作品。
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社内では子煩悩で愛妻家で通っている田原秀樹の身に、ある日から怪異現象が勃発する。その怪異現象によってその家族や会社の同僚たちにまで危害が及ぶようになり、オカルトライターの野崎和浩に現象の解明と除霊を依頼する。野崎は、霊媒師の血を引くキャバ嬢・比嘉真琴らと共に調査に乗り出すが、そこで正体不明の訪問者と対峙することになる。
「“得体の知れない脅威”が忍び寄るホラーの王道」のみならず、「"今まで正義だと思っていた人間が、角度を変えてみた時に全くの別人に変わる"という人間の怖さ」を描き、高い評価を得たとされる。
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以上Wikipedia引用。
作品は小説同様、三部構成になっている。
夫・田原秀樹、妻・田原香奈、ライター・野崎が主役となって進んでいく。
ただし、作中でわざわざ三部構成の説明はなく、田原秀樹クールが終わってからはゾクゾク感が増していき、更に香奈のクールはホラーというよりはサスペンス色も強くなり面白くなった。
野崎クールは、がっつりオカルト作品となり、この手のファンの心をガッツリ掴む系になるか、もしくはエンタメ意識で規模を大きくし過ぎてゲンナリするか、受けての問題で変わってきそう。
私は、正直やり過ぎとは思ったが、ここまで派手にやってもらうと笑えてきて良かったです。
個人的には、同じ父親として秀樹のエセ親感が鼻についてムカつきました。
一昔前、イクメンという言葉が出たあたりからか、こういった勘違い父親が出てきましたね。キモかったわ。
そこからの香奈は、少しだけ不憫だなとは思ったけど、頼るべき存在が浮気相手で、結果的に子どもの優先を低くしていたのがガッカリでした。
ラストは、救いのある形で終わるので良かったです。
豪華キャストも、みなさんキャラが立っていて活き活きしてました。個性強くて楽しかった。