Monisan

来るのMonisanのレビュー・感想・評価

来る(2018年製作の映画)
3.4
観た。

冒頭とか期待感あるし、絶対に好きな世界観のはずだし、中島哲也監督だし。

なんだろう…
すごいバラバラというか。役者の芝居も映像も、話の内容自体もトーンが安定していない感じがする。
妻夫木さんはわざと頭の悪そうに見える役を担ったんだろうけど、岡田くんも黒木華も小松菜奈も、松たか子ですらキャラが不安定というか下手くそに見える瞬間が多々ある。
映像も狙いとは別の所で、世にも奇妙な物語みたいなチープさもあるし、ダンプでタクシーひくシーンやカプセルホテルに宮司さんの絵とか良いカットもあるんだけど、良い画と悪い画が混在していてよろしくない。
CG、VFXは2018年公開のそれなりの大作とは思え無いほど、全体的に安っぽくて悲しい。

原作読んで無いので何とも言えないけど、お話自体は134分も尺を使う必要あったのかな、と思ってしまうくらい薄い内容。

うーむ…役者は豪華だし、それなりにお金かけてるだろうし、題材も良さそうなのに。悪い意味の方でのB級映画を観せられた印象。もったいない。
そしてここでも川村元気さんか…合わないのかなぁ。

あとは表示時間が極端に短いエンドロールに愛を感じなかった。

中島哲也、脚本・監督
Monisan

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