このレビューはネタバレを含みます
ラストまで見ても怪異の正体は分からない。
それが良いような気がしつつもモヤモヤする。
終盤の神主さんもお坊さんも巫女さんも霊能者も皆まとめてのお祓いシーンは圧巻だし、松たか子はカッコいい。
一番かっこいいのは柴田理恵!
しかしここまでグロいシーンがあって人が死にまくって、それでも一番怖いのは前半の勘違いイクメン、妻夫木聡パパ。
妻にも娘にも向き合わずイクメンブログを更新するのが生き甲斐。
でも自分の死を自覚して消滅していく時思ったのは「ブログを更新したい」ではなく「娘に会いたい」なのが何とも物悲しい。彼なりに娘を愛していたのにその手段を間違えていただけなんだな。
黒木華ママも闇を抱えながらも最期には娘を守ろうとした。
そしてこの映画で一番ビジュアルが良いのは小松菜奈。いつものロングヘアではなくピンクの短髪、濃いメイク、めちゃ似合っててカッコよかった。