このレビューはネタバレを含みます
人の嫌な部分としんどい部分を見る映画。
とある家族に怪異が起きてってお話。
この映画のやらしい所は先入観を逆手にとってミスリードしてくるところで、誰の物語なのか?から始まって、軽薄な夫に、嘘つきな妻、悪意がある友等、人間の嫌な部分オンパレード。
冒頭のお葬式だかの場面で居場所がない妻の所とか、職場でシングルマザーが直面する辛い現実とか、ホントにしんどい。
この作品を見た後は、誰もが柴田理恵さんのファンになるんじゃないかな。
妻夫木聡でえっ?ってなって。
黒木華でいたたまれなくなって。
最後は祭りになると。
オムライスに関しては、ケチャップがぶちゅってかかるビジュアルからして、血まみれの死体が累々のイメージかなと思って、彼女はまだ邪悪って事かな?と解釈してます。