jk

来るのjkのレビュー・感想・評価

来る(2018年製作の映画)
4.0
お化けはオマケなホラー映画

めちゃくちゃ面白いです!ここ最近で見たホラー映画でかなりの上位というか1位です。
1番最初のキャスト紹介。この時点で中島哲也監督の世界観が広がっていき既に高評価でした笑
その後に出る森のシーンはバチバチに疲れた目を癒してくれたのかな(考えすぎ)

ストーリーは、あれに呼ばれると森(異界?)に連れていかれちゃうというありがちな設定。
しかしそんなことはどうでもいい。劇中松たか子が発する"どうしてという原因よりもどうするか"(うろ覚え)が全てをカバーしています。

序盤。ポンコツな役がやけに似合う妻夫木聡演じる秀樹が幼い頃に仲良くしていたxxxちゃんが"ぼぎわん"(他称アリ)に攫われ、その呪いが自分にも回ってきてそれを対処するまでが描かれています。正直序盤でこの映画はもう終わりでいいんじゃないか、もう見たくないという衝動に駆られました。腹立つよ妻夫木くん、怖いよ黒木華ちゃん(香奈ちゃん)……。

そこで終わりだと思っていた私はどんどん展開していくこの映画にあ、まだ続くのか!と。嬉しさ反面恐怖が心の大部分を占めていました。
ラストにかけては難解でしたが、"どうしてという原因よりもどうするか"(うろ覚え)です。です。

終始ぼぎわんの呪いにかかっている以外はリアルにいそうな人物が多く、親近感が湧いてより一層人間関係が怖いです。
田原夫妻の隔てりは呪いなのか、個人的には秀樹が90%悪いと思います。
10%は香奈の歩み寄りの無さかな……と。

終始怖いのですが、中でも秀樹がぼぎわんを迎え入れるシーンでは映画"コクソン"を彷彿とさせるシーンがあり、こういうのに弱いんだよ、怖いんだよなあと…見てのお楽しみです!

他にも見どころは沢山あるのですが書いていたらキリがないので終わりにします笑
個人的には思わず笑ってしまうシーンがいくつかあったので鑑賞後一緒に見た友人と盛り上がりました笑
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