OBL1VIATE

来るのOBL1VIATEのレビュー・感想・評価

来る(2018年製作の映画)
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絶妙な配役。松たか子様は安定の色気とカッコ良さ。妻夫木聡の「底が浅いアホなのに上っ面だけを取り繕おうとする虚栄心の強さ故に周りから裏で見下されているイケメン」のイタさと要所要所で見せ場を掴んでいく柴田理恵の渋さがグッと来ますね。筋書きだけ見ると滅茶苦茶だし心臓に悪いシーンがある訳でもないんですが、前半の(端役も含めた)キャスト達の「悪意」の演技が総じて良くて普通に人間が怖くなる話でした。
純粋な悪意の芽吹く場面を、明るい画面でパンしながらモーツァルトなんかを流すスタイルが『告白』『渇き。』辺りと被るな〜と思ったら監督が全部一緒でした。
大祓ちゃんぽんエキシビションマッチと松たか子が岡田准一を躊躇なく拳で吹っ飛ばすシーンが結構好きです。(46)
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