“保母たちは53人の幼い命を救った”
戦時中に園児を疎開させる保育士さんたちの奮闘を描いた作品。“疎開保育園”という切り口で戦争を描いた作品に触れるのは今回が初めてだった。
戸田恵梨香をはじめ、大原櫻子や佐久間由衣や(特に)三浦透子や堀田真由の演技も良く、戦時下という過酷な状況下で子どもたちの生活を守ろうと奮闘する保育士さんたちの生き様が十分に伝わってくるところは良かった。
ただ、前半は淡々と物語が進み、戦時下の緊迫感があまり感じられなかったのが少し残念。後半になるにつれて、物語の見せ場も出てくるので、後半からやっと本作の良さがわかるようになった。