ロトロ

半世界のロトロのレビュー・感想・評価

半世界(2018年製作の映画)
3.2
葬儀の時めっちゃ日が指してるのに土砂降りなの気持ち悪い。

稲垣吾郎割といいし、感心するぐらいイメージと違う一面が出てた。
なんだけど、どうしても稲垣吾郎じゃない感が強い。主人公のイメージが稲垣吾郎と違いすぎて、どうにも噛み合わない。炭を作る屈強で、ガサツで情に厚いってキャラが、どうも合わない。
おしゃれな男が溢れ出てる。もう、何着てもスマートになっちゃう。

池脇千鶴は日本で10本の指に入る女優なのではないか。ハズレを見たことない。

お話的には結局なにも解決してないではないかと思ってしまう。
それも1つの結末なのかもしれない。それもまた世界なのかもしれない。
が、スッキリはしない。

それぞれが問題をかかえてて、あがいているんだけど、ひとつひとつが重いテーマなので、渋滞している。
結局解決しないので、まとまらない感じに見えてしまった。

長谷川博己が子供もいてパパであることが、分かるシーンがあるんだけど、あれも後々生きてこない。より謎めいて複雑になった気がする。

冒頭に出てきた、葬儀社の先輩が終盤で主人公発見に使われるのは上手い。
この映画であの葬儀社先輩の使い方が一番ぐっときた。
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