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大地は怒るのlemmonのレビュー・感想・評価

大地は怒る(1947年製作の映画)
3.5
「大地は怒る」なるほど🤔。


大作。

2人の姉妹と、姉妹に愛される男、そして姉を見守る男。四角関係の妙。

すれ違いなどありながら、愛することを問う。
ラストを迎えると姉妹の両親のシーンにじんわりと想いが馳せる。
母役のグラディスクーパーがとっても印象的で素敵だった。


場面場面、カメラワークも逸品でとってもロマンティック。しかもラナターナー、ドナリードのお目々ぱっちりな2人が姉妹ですから、美しさにうっとりします。


2人に愛される男を演じたリチャードハートは、演じたことを同情してしまうくらい情けない男。2人の姉妹が愛した理由はわからない。母性本能か。過去の罪も自分ではケリをつけていないし。


ヴァンヘフリンの男気にやられる。
髪型と髭は絶望的に似合っていないが。


140分とても丁寧に描いている。
満足感たっぷりのメロドラマでした。
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