今やマイノリティと化した喫煙者たちが、存分にタバコをふかしながらゾンビと戦うB級アクションコメディ。
キレのあるゾンビアクションやタバコ戦士たちの漫画みたいな立ち回りがカッコよく、アメリカ産のプロテインにまつわるギャグも光ってます。中だるみ感はありましたが楽しい作品です。予算がなくても面白い作品は作れるものなんだなと改めて思いました。
全体通して喫煙者の悲哀がただよっているあたりに時代を感じました。普段肩身が狭いということで、年収や性別の差を越えて連帯感をはぐくむところなどいかにもありそう。タバコを吸ってるカッコよさに自分で痺れている感じもすでにレトロな色味を帯びていました。喫煙者天国はもうすっかり過去の物なんですね。
マジョリティとマイノリティは数というより力関係の指標なので、喫煙者自体の総数はまだ相当なものかもしれませんが、水タバコ屋ですらマスクに手が伸びる身としては今とても暮らしやすくて助かってます。
