オンラインで開催中のShort Short Film Festivalで鑑賞。
新宿の町で、どことない孤独感を抱きながら、生きる売れない女優。元彼氏に電話をしたのち、彼女がとった驚きの行動とは……。
『タイトル、拒絶』の山田佳奈監督作品。う~ん、『夜、逃げる』は割と好きだったんですけどねぇ……。本作と『タイトル、拒絶』は、ちょっと、キツいものがありました。
多分、監督の作家性としては、「都会の息苦しさ」、「女性のどうしようもなさ」、「女性同士の見栄やプライド」辺りが共通しているとは思うんですが、ここの部分が濃すぎる2作は、個人的に、かなり、苦手で……。
この描写は、多分、女性ならではの価値観というか、そういう生理的なイライラ感情みたいな部分ではあると思うので、女性の方が共感したり、「あるあるだなぁ~」と思いながら、笑ってみることはあると思うんですが、一方で、男にとっては、かなり、辛い部分があるような……。
男性として、簡単に理解できないのは当然なので、それを理解しようという心が必要だとは思うんですが、どうしても、わめきちらす人物を見ていると、引いてしまう部分があって……。
まぁ、これは、今後の僕自身の課題ですね。(→何の反省なんだよw)
この「どうしようもなさ」、「やるせなさ」から生まれる気持ち悪さみたいな部分は、男性的な価値観で描くと、松居大悟監督辺りの作風になるんでしょうけど、なぜか、女性がその立場で描かれるところをみると、全く笑えず、苦しい気持ちを感じてしまう自分がいましたね……。
男性で、女性の気持ちが、よく分からない人は、あまり、観ない方が良いと思います……。理解しようと思っている方は、チャレンジしてもいいのも。
参考
今夜新宿で、彼女は、/ SHINJUKU GIRL - 2018-2020ジャパン部門セレクション/2018-2020 JAPAN SELECTION - Short Shorts Film Festival and Asia
https://www.shortshortsonline.org/videos/main-1
(本編はコチラ。)
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・おバカポイント
元カレのゴミ箱を覗いて、おまけに、今カノの"あれ"を燃やすのは、ちょっと、怖すぎるし、その後の電話が恐怖だよぉ……。