shiho

フラットライナーズのshihoのレビュー・感想・評価

フラットライナーズ(1990年製作の映画)
3.6
(*´-`){知的好奇心を拗らせた…

医学生たちの…}(´ー`)

( ˘ω˘ ){あやまち……

リメイク版が出ていましたが、まずは元版から!ということでこちらから鑑賞。

医学生のネルソン(キーファー・サザーランド)が仲間を誘い、夜の大学で秘密裏に人工的に死亡させて1分後に蘇生するという「臨死体験」をして死後の世界に何かあるのかを突き止めようとする。
美人の紅一点レイチェル(ジュリア・ロパーツ)は自分の身内を亡くしている事から関心が高くやる気だが、ほかの男3人は渋々の参加…

しかしネルソンが成功したので他の面々も乗り気になり、次々と実験は進む。
臨死体験をした者は皆、死んでいる間なんらかの映像を見ていた。
それだけなら良かったが、蘇生後恐ろしい幻影に悩まされることとなる。



そうですね〜、映像的にもっと古い時代の映画かと思ってました(笑)
(ターミネーター1が1984年だからそれと比べると…な。)

もっとホラー色が強いのかと思ってましたが、あくまで彼らが見る幻影・白昼夢は彼らの中から来ているもの(過去に犯した罪への罪悪感)なので、ホラー映像というよりは劇を見ている感じ。
不気味さよりも悲しさや怒り・後悔・恐怖の念を強く感じます。
私はもっと日常の世界に仄かに混じる違和感から恐怖シーンがはじまる方が好みなので、
バーン!と背景色まで変わってしまう演出は分かりやす過ぎかなと。
(完全に好みの話です!笑)
まぁ白昼夢は結構忽然と現れる感あるけどね。これはこれで映像としては見れました。手が込んでいたし、丁寧だった。

実験を進めていくうちに蘇生までの時間で張り合ったり、
(やめなよ!死ねばそれでええやんけ!)

ネルソンに皆振り回され過ぎだったり、
(キーファー・サザーランド(当時20代前半⁈)がポチャリ体型で顔まわりのお肉がだらしないですw可愛い瞳をしたポテトマヨネーズ。キレッキレだったスタンドバイミーからそんな経ってないのに?あと歯並びが気になる。演技力は評価する。)

デヴィッドの何考えてんだかわかんない登場時からどんどん常識人になっていきちゃっかりいいとこ持っていくキャラクターだったり、
(私の中でケヴィン・ベーコンとケヴィン・スパイシーがゴッチャになっておってな、
ヤリ◯ンのジョーがケヴィンだと思ってたら人違いでした☆)

まぁちょっと時間長かったけど、起承転結ははっきりしていたし全体的な完成度は高い方だと思います。
ただ、彼等の見たものは超常現象とは思えず、結局は「罪」も「償い」も「赦し」も自己完結型であることから、天や神など人智を超えた存在ではなく、自分の中にあったものが死をキッカケに現れたというのが解釈としては妥当でしょう。
そうだとしたら望まずに臨死体験をした人は皆なんらかのこの現象に悩まされることになっちゃうわけで(笑)、それは辻褄が合わないな〜と。
償いも、その結果も結構ご都合主義だなと思う面もあったし。
まぁ命という神の領域に好奇心で踏み込んだ者への罰とも取れますが、なんかそれもダサい感じするしな。

予告見た感じリメイク版の方が好みっぽいので気が向いた時に観ます〜ヽ(´▽`)/

あっ大事なこと言うの忘れてました!
一番のツッコミポイント!
【男性陣へ悲報】ジュリア・ロパーツのお胸は白ブラジャーで死守されていました!!

(緊急搬送時でも服はブラジャーまでハサミで切られるんやぞ?心肺停止でブラの上から電気ショックとはこれいかにww?!)
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