椎名の様な人気者が放つ青春のきらめきとその儚さ。
本当の彼女と彼女の様に見られたかった私。
誰にも言えない想いを抱えながらそれを羨ましく眺めていた彼。
椎名を中心に回っていた世界が終わった時、残ったのは誰でもない私だけ。
一方で椎名の妹である彼女は最初からその太陽系の外側を見つめていて、予定通り東京へと出ていくのでした。
全体的に台詞で語りすぎで気恥ずかしい部分も多いですが、バラバラに描かれていたキャラクター達のストーリーが少しずつ収束していく構成には充分惹きつけられました。
成田凌はこういう役をやらせたら本当に天下一品だなと改めて感服した次第。