個人的には今年の邦画トップクラスで好き。
(でも評価低い人の気持ちも分かる)
どこか白飛びした未来は眩しくて、可能性なんて無限にあると思ってたあの頃。
色々もがいて辿り着いた光の先では可能性なんて最初から無かったことに気づいて、振り返れば将来なんて見えてなかった頃がやたら羨ましく思えて。
流されるままに、妥協だったり、保守的になったりで、今いる場所に理由つけて納得して、それでもあの時何かしていればってずっと引っかかっているような感覚。
そんな海馬揺さぶり系な作品が最近好きです。
(俺もそういう歳になっちゃったんだなと)
橋本愛演じる「私」がプールサイドでつぶやく「〜に見えてたんだったら、そういうことにしといて」ってセリフがね、ヤバいんすよ。
なんかこういう女子にキュンとしてしまう。
幸せだった思い出のオチとかね。切ないけどね、あるよね。
至って私も派手な学生生活は送ってないので、いつもみんなの中心の「椎名くん」。正直、そんな存在に憧れてました。
でもでも今の俺は「椎名くん」みたいなリア充よりも、マキタスポーツの保険屋のおっさんみたいなエロ充の方が羨ましかったりします。