【ゆきえのレビュー】
2022/3/5
“世界に感動は届けられなくても友達には届く”
〈安室ちゃんの再来〉と言われ
日本で歌手デビューするものの
才能は開花せず…
夢に敗れ自ら命を絶ったエンペイ。
何かが違ったらこんなことにはならなかったのか…。
数日でいいからあの頃に戻りたいと願い
20年前にタイムリープ。
未来を変えるべく奮闘するジョンシャン。
彼は彼女を救えるのか…。
台湾×青春×バンド×タイムリープ。
好きな要素てんこ盛りだった😍
王道ストーリーでベタな展開って
逆に中身勝負なところがあると思うんだけど、
学生達の青春感の爽やかさはさすが台湾映画だし
何よりグッと来る台詞が多くて好きでした。
安室奈美恵や小室哲哉の名前出てくるのも楽しい。
主人公のジョンシャン。
恋に友情に真っ直ぐで男の子らしくて応援したくなる。
彼女の命を救う為には
彼女の夢を諦めさせなければいけない。
本当は誰よりも応援している。
葛藤の嵐…。
どんな時も必死に言葉を選んで
でも感情的になって失敗もして…
間違ったと思ったら訂正して…
想いを伝えることと行動することの大切さを
感じさせてくれるとても魅力的な主人公だった。
ヒロインのエンペイ。
弾き語り、バンドボーカル、ダンスボーカルどれも上手！
安室ちゃん風のPVはちょっと古い感じでダサさもあるのが魅力的笑
天才型より努力型が好きなので
夢に向かって必死に努力してる彼女がとても眩しかった。
そんな彼女の未来を知っているのは
主人公の想いと同じくとても切ない。
高校時代のバンドメンバーも魅力的！！
ドラムの女の子かっこいいー！
性格もとても好きだしショートカット女子に弱いのです私。
主人公も言っていたように
“きみのような人間がこの世界には必要”なのです。
キーボードの女の子は
これの前に観た『星になるまで』で
知的障害のシングルマザーを演じていた女優さんだったのでギャップにやられた。
他の作品も観てみたい。
男子3人のライバル関係やワチャワチャも
とても微笑ましい。
特にメガネくん良い😂
男女混合バンド好きだわぁ。
このバンドメンバー一人一人に
ジョンシャンが書いた手紙がとても素敵。
実在するアーティスト
“張 雨生”の曲もとても素敵でした。
言葉フェチな私にはツボな映画だった。
最後に、
めちゃくちゃ好きだった台詞を下記に記載します。
物語の中で初めて聴いて欲しいので
観た後にスクロールして噛み締めてください。
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彼女の夢も命も両方守るべきだと
気付いたジョンシャンが贈った言葉
「君は誰よりも才能がある
僕はそう信じてる
でも世界が気付くとは限らない
失敗や心の闇に飲み込まれて
寂しさに負けるかもしれない
でも僕にとって君は永遠に輝く星だ
星は燃えて 光り輝く運命なんだよ」
夢を追うもの同士
エンペイがジョンシャンに贈った言葉と
ジョンシャンがエンペイに返した言葉
「夢を追い続けさえすれば君は完全だ」
「不完全でも君は愛される」
