ふわふわ

ヘレディタリー/継承のふわふわのネタバレレビュー・内容・結末

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

『ミッドサマー』に続き観てみました。

【『ミッドサマー』にも言及していますので、『ヘレディタリー』『ミッドサマー』2作品を観た方のみお読みになって下さい。】







精神病満載の家族。
なんだろう、『ミッドサマー』でも感じた事だけど、"クセの強い人"の映画としての"表現"が上手い。
チョコレートを常に食べてるとか、チックとか。 
そして、母親の心を映し出すジオラマ…。
事故現場再現って!!

母親の狂気の真顔が怖い…!
監督は顔芸好きだなー。
最後の畳み掛けもドキドキした!
壁にひっついているよー🫣!

悪魔が怖い、というよりも
母親が子供へ絶対言ってはならない言葉や自分の母親への弔辞に言うべきではない言葉のほうが何千、何万倍も怖かったし嫌だった。
家族は"崩壊"してるのに、家族に"継承"している。
家族という関係からは逃げられないし、抗えないのだという無力感。
家庭への嫌悪感的なものも感じた。

『ミッドサマー』とは宗教色、精神病、ドラッグ、顔芸、ここら辺が共通点なのかな。
『ミッドサマー』と今作で監督の"クセ"がなんとなくわかりました。
にしてもクセ強ですね!
人間の浅ましい顔や造形物でのテーマの強調、魅せ方で"新感覚ホラー"ってこういう事なのかな?とアリ・アスター監督を"少し"理解できた気持ちになりました。

次作の『ボーはおそれている』ではホアキンも顔芸を披露していたし、そこも楽しみに今度はノレるといいなーと思っています!
ふわふわ

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