さとみん

ヘレディタリー/継承のさとみんのネタバレレビュー・内容・結末

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに観たが、アリ・アスター監督作品では「ミッドサマー」よりこっちの方が好き。
何度観ても終始不気味なのだが、変態監督アリ・アスターらしく実に緻密。

最終的に悪魔ペイモンが息子ピーターの肉体に宿り復活ありきの、所謂メリーバッドエンドなので、ピーターや憑衣された人々、「王妃」役の祖母が不気味なのは当然だが、本筋のペイモン復活よりグラハム家の人々が不気味。

主人公アニーは母親の死や娘の事故現場をミニチュア再現って.....その時点で狂っているが、年端のいかない娘にパーティー行けとか、完全にイカれている。演じたトニ・コレットの顔芸が一番恐い。
娘のチャーリーは鳩のクビ切って喜んでいるし、顔が恐い。演じたミリー・シャピロの今の顔は普通なので、かなり可哀想な扱い。
アニーの夫、スティーブ・グラハムだけが唯一一家でまともだが、とばっちりで死亡って.....「エスター」の養父かよ!
ピーター役のアレックス・ウルフのおどおどした感じも不気味。

憑衣系では最近観た「女神の継承」も不気味だったが、どっちも救いようない。
ただ「悪魔」って言われても非キリスト教の私にはピンとこないけど。
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