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ヘレディタリー/継承のSynのネタバレレビュー・内容・結末

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ここ最近見たホラーの中ではイチオシ。
アリアスターの独特な映像の雰囲気と、儀式や悪魔崇拝といったテーマが不穏で怖い。神話に詳しければもっと楽しめるのであろう。それでも全てを理解するのは難しい。
解説を読むとそれぞれの設定や描写に理由つけがなされていてなるほどなと思った。

悪魔パイモン復活には同家系女性の首が三つと男の身体(ピーター)が必要で、祖母の儀式家族一家が巻き込まれるという話。
巻き込まれるというけど、実際には全て仕込まれている物語でそれぞれが運命のように突き動かされていく。
アリーの仕事がミニチュア制作なのも、何か運命めいたものによって家族が操作されていることを示唆してるのであろう。
登場人物皆おかしくなっていくけど、父親だけがまともで安心感を与えてくれる。きっと家系ではないからある意味で儀式の蚊帳の外なのだろう。

アリアスター作品はミッドサマーから観ちゃったんですが、ヘレディタリーがデビュー作なんですね。こっちのほうがホラーぽくて好き。
あとはA24はこういう気味の悪い映像作る技術がすごいですね。結構グロやショッキングなシーンあり。
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