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アンセイン ~狂気の真実~のaaのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーカー被害に悩まされている女性ソーヤー。カウンセラーに相談しに病院に行くと、自殺の恐れがあるとして精神科に強制入院させられてしまう。自分は正常だと訴える彼女だったが他の患者や医師達を殴ってしまい入院期間が延長される。その間にストーカーであるデヴィットが職員として病院に入ってくる。パニックになり周囲にこの男はストーカーだと訴えるが異常者だと取り合ってもらえない。この辺から観ているこっち側もおかしいのはこの女なのでは?と思うくらいには、直ぐに騒ぐしキレるし問題行動が多い。まあ実際おかしいのはやはりストーカーであり病院側なのだが。この病院は保険金目当てに正常な患者でも何かと理由を付けて入院させている事例が多くあり、そのことを調査する為に患者のふりをして入院している潜入記者のネイトという男がいた。ソーヤーはネイトに携帯を借りたりして外部と連絡を取る。母親は警察や弁護士に報告し、面会にも来るようになるがなかなか退院までさせられない。携帯を借りる為にネイトとは何度も接触し仲良くなるソーヤーだったが、その様子を見ていたデヴィットはネイトを殺し、母親も殺してしまう。ソーヤーはデヴィットの隙をついて病院を逃げ出し、なんとか殺す。一方病院ではネイトの死と彼がノートに書き溜めていた病院の闇が暴かれ、責任者達は逮捕された。半年後、ソーヤーは仕事に復帰し、同僚とランチをしていた。しかしその場にいた男性がデヴィットに見え、ナイフを持って近付くが直前で別人だと気付く。殺したはずだがまだどこかに彼がいるのではないかという恐怖と彼女は今後も戦っていかねばならないよう。アンセインという言葉はなく造語であり、正気と狂気の間、くらいの意味だろうか。実際誰が何が正気なのかわからなくなる場面ばかりだったし、これは誰にでも起こり得ることという意味でも考えられる。また、撮影は全編iPhoneで行われた。
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