しう

サタデー・フィクションのしうのネタバレレビュー・内容・結末

サタデー・フィクション(2019年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

どうしたロウ・イエ。
製作体制の問題か。
まず脚本がロウ・イエ向きではない。

そもそもコン・リーが調整不足。
芝居は良いとしても役に容姿が追いついていない。

日本語脚本がクソ。
翻訳脚本担当がまんま訳したんだろうな。
それをまんまやらされる日本人スターも可哀想だが、にしてももうちょっと本音はセカンドラインに隠した芝居じゃないと中国俳優の達者さに追いつかない。
日本人エキストラもらしい芝居過ぎて五月蝿い。
日本側スタッフはロウイエ作品をどれだけ観て参加したのか疑わしく感じた。

白人俳優もロウ・イエ作品向きとは思えない芝居で緩い。

全ての中国語話者でない俳優たちの芝居のバランスの悪さを考えると演出に通訳を挟む問題はなかなか大きいと感じる。

ロウ・イエらしい痺れと、こうであったはずの映画の全体像としての面白さは後半にだんだんと見えてはくるが、3/4は退屈。

マーク・チャオ、ホァン・シャンリー、ワン・チュアンジュン、チャン・ソンウェンはロウ・イエ作品に合っていた。

とにかく、誰がロウ・イエを売ったのか、もしくはロウ・イエが自分を売ったのか。
しう

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